2009年8月8日土曜日

ジェネリック医薬品を見直す

寿命は毎年延びています。
それ自体は良いことと思いますが、
反面長生きの不安もありましょう・・・生活費と健康ですね。

医学の進歩は結構なことですが、医療費も増えていきましょう。
そこで医薬品について考えてみましょう。

ジェネリックとは後発医薬品のことで、
特許が切れた先発医薬品と同じ有効成分で、開発費がかからないので薬価が安いのです。

わが国ではあまり普及していませんが、諸外国ではかなり利用されています。
普及率 欧米 約50-60%、わが国は実質10%以下
                  (ジェネリック医薬品協議会)
 
ジェネリック医薬品の国内シェア

        数量     金額
平成15年度 16.40%    16.90%
平成18年度 5.20%     5.70%

2006年
日本      16.9%    5.7%
アメリカ    63      13
ドイツ      56     23
イギリス    59     26
フランス    39     16
以上、外科系学会社会保険委員会連合より

日本の医療費の現状
一般会計 年間84兆円
国民一人あたりの所得 約280万円

2006年度の国民医療費 33兆円
2025年度(厚労省推測) 70兆円

医療費に占める薬剤比率(平成7年、中医協)
日本   31.0%
フランス 19.9
ドイツ   17.1
イギリス 16.4
アメリカ 11.3


国民医療費の国民所得に対する割合(%)2004年発表
        国民医療費       内老人医療費(国民医療費に占める割合)
平成5年度   24.4兆円(6.6%)   7.5兆円   (30.8%)
平成15年度  31.5兆円 (8.6%)  11.7兆円   (36.9%)

ジェネリック医薬品の特質
・主成分が同一
・適応症はほぼ同じ
・研究開発費が抑えられるので非常に安価

薬価
糖尿病・高血圧症・高脂血症の薬価  先発品に対し20~60%の価格
生活習慣病のように長期服用する場合は、特にジェネリックの使用を検討するとよい

少子高齢化の進展の時代、患者の、消費者の意識改革がひつようです。
お任せ体質から、十分に納得して治療、服用するようにしていきましょう。

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